ASPショッピングカートをはじめ、IT関連の総合支援サービスを提供する株式会社FID(本社:東京都新宿区、代表取締役:和田聖翔、以下FID)は、“おもてなし”の心遣いを取り入れたマーケティングオートメーションシステム「MOTENASU」の「配布物発注システム」について特許を取得しました(特許第6186391号)。
インターネットやスマートフォンの普及にともない、商品・サービスの情報収集や比較検討から、注文に決済まで全てインターネットのみで完結している現在、企業と顧客による情報の非対称性が弱まり、従来のようなマスマーケティングだけで訴求力を高めることが難しくなっています。MA(マーケティングオートメーション)システムを使用したOne to Oneマーケティングも、メールだけでなく、lineやアプリ、ソーシャルメディアとの連携など、時代のニーズに合わせ、最適な訴求をしていくことが不可欠となりました。
DM(ダイレクトメール)においてもまた然り。顧客の属性やステータスを基に、顧客1人ひとりに合わせた内容を適切なタイミングで送付した方が効果的ですが、これまでは制作&印刷コストの面から「リストに対し同じ内容のDMを一斉に配布」というのが基本でした。また、企業の担当者が顧客ごとの属性を管理しつつ、予め定めたシナリオに従って適切な内容のDMをベストなタイミングで配布しようとすると、気の遠くなるような作業とコストがかかってしまいます。
そこで、日本で初めて、One to Oneマーケティングの自動化をDM・配布物でも可能にしたのがMOTENASUの特許「配布物発注システム」なのです。
MOTENASUの「配布物発注システム」は、データベース(CRM)に登録された顧客情報を基に、設定したタイミングでトリガーが発動してDMデータと宛先情報が自動抽出され、顧客一人ひとりに最適なクリエイティブを1枚から印刷できる画期的なシステムです。DMの種別もハガキや封書はもちろん、圧着や大判まで様々な形態に対応。圧着ハガキも「二つ折り」や「外三つ折り」などスタンダードタイプから、圧着ページを複数盛り込んだ「積層ハガキ」など様々な形状が可能です。DMのデザイン・制作は弊社でも承るほか、テンプレートもご用意していますので、豊富なデザインの中からご利用いただけます。
また、DMには顧客1人ひとり専用のQRコードをMOTENASUから発行することができ、アクセス測定も可能となります。過去にはメールマガジンなどに専用のURLを発行し、誰がアクセスしたかを計測していましたが、DMでもCVを測定できれば今まで以上に費用対効果の調整が可能となります。「購入・申し込み」といったCVはもちろん、「誰(どんな属性の顧客)がアクセスしたか?」という測定も可能です。
メールに比べると手間やコストはかかりますが、形に残る物でお客様へ届けることによってエンゲージメントの強化が図れます。便りで気持ちを伝えるのは日本の古き良き文化であり、昔と変わらず今でもしっかりとお客様の心に響きます。
「配布物発注システム」は、B to CからB to Bまで様々な分野での応用が期待できます。