チャネルレポート
チャネルレポート マニュアル
▼チャネルレポート概要
チャネルレポートでは、EMAIL、LINE、SMS、DMの4つの配信チャネル別に配信結果を確認できます。
各チャネルの配信数、開封率、クリック率などの主要指標を一覧で把握し、
配信効果を分析することが可能です。
ポイント
チャネルレポートは以下の2つのモードで利用できます。
・チャネル別レポート:手動配信の結果を確認
・シナリオ別レポート:自動配信シナリオの結果を確認
レポートデータは毎日自動的に更新され、前日までの最新データを確認できます。
▼検索条件の設定
レポートを表示する前に、以下の条件を設定できます。
検索期間
カレンダーから開始日と終了日を選択します。
デフォルトでは過去30日間が設定されています。
最大で過去1年間のデータを取得可能です。
表示モード
「チャネル」または「シナリオ」を選択します。
- チャネル:手動配信の結果を表示
- シナリオ:自動配信シナリオの結果を表示
範囲
「手動配信」または「シナリオ配信」を選択します。
表示モードと連動して切り替わります。
▼チャネル別サマリー
画面上部には、各チャネルの主要指標が色分けされたカードで表示されます。
EMAIL(青色)
- 配信数:メール配信の総数
- 開封数:メールが開封された数
- 開封率:配信数に対する開封率
- クリック数:メール内のリンクがクリックされた数
- CTR:配信数に対するクリック率
LINE(緑色)
- 配信数:LINEメッセージの配信総数
- クリック数:メッセージ内のリンクがクリックされた数
- CTR:配信数に対するクリック率
SMS(紫色)
- 配信数:SMS配信の総数
- クリック数:SMS内のリンクがクリックされた数
- CTR:配信数に対するクリック率
DM(オレンジ色)
- 配信数:DM配信の総数
- QRコード読み取り数:QRコードの読み取り数
- QRコード読み取り率:配信数に対するQR読取率
データなしの場合
該当期間にデータがない場合は「データなし」と表示されます。
▼シナリオ別レポート
手動配信の実行結果を確認できます。
日次統計グラフ
選択期間内の配信数推移を日別に表示します。
配信のピーク時期や傾向を視覚的に把握できます。
時間別統計グラフ
24時間の時間帯別配信数を棒グラフで表示します。
最も配信が多い時間帯を特定できます。
配信実績詳細
テーブル形式で以下の情報を表示:
- シナリオ:シナリオ名
- 送信時間:配信タイミング(例:0分後、1日後など)
- チャネル:使用された配信チャネル
- 配信数:実際に配信された数
- 配信リード数:ユニークな宛先数
- 開封数:メールが開封された数
- 開封率:配信数に対する開封率
- クリック数:リンクがクリックされた数
- CTR:クリック率
- クリック種別:HTML/TEXT/クリック数/QRコードなどの種別
- 詳細:詳細画面へのリンク
- クリックURL:URL詳細へのリンク
シナリオ配信の特徴
シナリオ配信では、ステップごとの効果を確認できるため、
どのステップで離脱が多いかなどの分析が可能です。
チャネル詳細画面の構成
各チャネルカードの「詳細」ボタンをクリックすると、
そのチャネルの詳細な配信実績を確認できます。
- サマリーカード:期間内の合計値を表示
- 時間別配信実績グラフ:配信数と開封率/クリック率の推移
- 配信詳細テーブル:個別配信の詳細データ
EMAIL詳細の特徴
マルチパート配信により、HTML版とTEXT版のクリック数を個別に確認できます。
各配信の件名も表示されるため、どの配信が効果的だったかを把握しやすくなっています。
LINE詳細の特徴
メッセージ構成(テキスト、画像、カルーセルなど)を確認できます。
配信形式による効果の違いを分析可能です。
SMS詳細の特徴
配信したメッセージ内容とリンククリック状況を確認できます。
文字数制限のある中での効果的なメッセージを分析できます。
DM詳細の特徴
DMグループ名とQRコード読み取り状況を確認できます。
物理的な配送物に対する反応率を把握し、キャンペーン効果を測定可能です。
▼クリックURL詳細
配信内に含まれるリンクごとのクリック状況を確認できます。
URL別クリック集計
各URLの以下の情報を表示:
- URL:実際のリンク先
- ユニーククリック数:そのURLをクリックしたユニークユーザー数
- 累計クリック回数:同一ユーザーの複数回クリックを含む全クリック数
クリック数の計測方法について
一覧ページのクリック数:配信全体でクリックしたユニークユーザー数を表示
- 同一ユーザーが複数のURLをクリックしても1人としてカウント
- 例:ユーザーAがURL1、URL2、URL3をクリック → 1人
URL詳細ページのクリック数:URL別にユニークユーザー数と総クリック回数を表示
- ユニーククリック数:そのURLをクリックしたユニークユーザー数
- 累計クリック回数:同一ユーザーの複数回クリックを含む
- 例:ユーザーAがURL1を3回クリック → クリック数1人、累計3回
重要:一覧ページとURL詳細ページのクリック数合計は、計測方法の違いにより一致しません。
EMAIL配信の場合
HTML版とTEXT版を分けて表示します。
どちらの形式でより多くクリックされているかを把握できます。
活用方法
- 最もクリックされているリンクの特定
- 配信内のリンク配置の最適化
- コンテンツの人気度測定
- URL別のユーザーエンゲージメント深度分析(累計クリック回数÷クリック数)
※URLごとの詳細なクリック履歴はCSVエクスポートで確認できます。
▼データエクスポート
レポートデータを外部ファイルとして出力できます。
エクスポート形式
- CSV:カンマ区切りのテキストファイル
- Excel:Microsoft Excel形式(.xlsx)
- Googleスプレッドシート:直接Googleドライブに保存
エクスポート手順
- エクスポートしたい箇所で右クリック
- 希望する形式を選択
- ファイルがダウンロードされます
エクスポートデータの内容
現在画面に表示されているデータがそのままエクスポートされます。
必要な期間やチャネルを事前に絞り込んでからエクスポートしてください。
※大量データのエクスポートには時間がかかる場合があります。
▼分析のヒント
チャネルレポートを効果的に活用するためのポイントをご紹介します。
チャネル間の比較
各チャネルの特性を理解し、適切な使い分けを行いましょう。
- EMAIL:詳細な情報伝達に適している
- LINE:即時性が高く開封率が良い
- SMS:到達率が高く緊急連絡に適している
- DM:物理的な訴求力がある
時間帯分析の活用
配信時間帯による効果の違いを分析し、最適な配信タイミングを見つけましょう。
一般的に、平日の朝(8-9時)と夜(20-21時)は開封率が高い傾向があります。
定期的なレビュー
週次・月次でレポートを確認し、配信戦略の改善に活用しましょう。
特に開封率やクリック率が低下している場合は、配信内容や頻度の見直しが必要です。
▼よくある質問
Q: データが表示されません
A: 以下の点をご確認ください:
- 検索期間が正しく設定されているか
- 該当期間に配信実績があるか
- 表示モード(チャネル/シナリオ)が適切か
Q: 開封率が0%と表示されます
A: LINE、SMS、DMでは開封率の測定ができないため、0%または「-」と表示されます。
開封率はEMAILのみで測定可能です。
Q: データの更新タイミングは?
A: 毎日深夜に前日分のデータが自動更新されます。
リアルタイムでの更新ではないため、当日の配信結果は翌日に反映されます。
Q: 過去データはどこまで見られますか?
A: MOTENASUは標準で過去1年間のデータを保存しています。
1年以上前のデータ保存はオプション機能となり、事前に保存期間の設定変更が必要となりますので、システム管理者にお問い合わせください。