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チャネルレポート

チャネルレポート マニュアル

チャネルレポート概要

チャネルレポートでは、EMAIL、LINE、SMS、DMの4つの配信チャネル別に配信結果を確認できます。
各チャネルの配信数、開封率、クリック率などの主要指標を一覧で把握し、
配信効果を分析することが可能です。

ポイント

チャネルレポートは以下の2つのモードで利用できます。

・チャネル別レポート:手動配信の結果を確認
・シナリオ別レポート:自動配信シナリオの結果を確認

レポートデータは毎日自動的に更新され、前日までの最新データを確認できます。


検索条件の設定

レポートを表示する前に、以下の条件を設定できます。

検索期間

カレンダーから開始日と終了日を選択します。
デフォルトでは過去30日間が設定されています。
最大で過去1年間のデータを取得可能です。

表示モード

「チャネル」または「シナリオ」を選択します。

  • チャネル:手動配信の結果を表示
  • シナリオ:自動配信シナリオの結果を表示

範囲

「手動配信」または「シナリオ配信」を選択します。
表示モードと連動して切り替わります。


チャネル別サマリー

画面上部には、各チャネルの主要指標が色分けされたカードで表示されます。

EMAIL(青色)

  • 配信数:メール配信の総数
  • 開封数:メールが開封された数
  • 開封率:配信数に対する開封率
  • クリック数:メール内のリンクがクリックされた数
  • CTR:配信数に対するクリック率

LINE(緑色)

  • 配信数:LINEメッセージの配信総数
  • クリック数:メッセージ内のリンクがクリックされた数
  • CTR:配信数に対するクリック率

SMS(紫色)

  • 配信数:SMS配信の総数
  • クリック数:SMS内のリンクがクリックされた数
  • CTR:配信数に対するクリック率

DM(オレンジ色)

  • 配信数:DM配信の総数
  • QRコード読み取り数:QRコードの読み取り数
  • QRコード読み取り率:配信数に対するQR読取率

データなしの場合

該当期間にデータがない場合は「データなし」と表示されます。


シナリオ別レポート

手動配信の実行結果を確認できます。

日次統計グラフ

選択期間内の配信数推移を日別に表示します。
配信のピーク時期や傾向を視覚的に把握できます。

時間別統計グラフ

24時間の時間帯別配信数を棒グラフで表示します。
最も配信が多い時間帯を特定できます。

配信実績詳細

テーブル形式で以下の情報を表示:

  • シナリオ:シナリオ名
  • 送信時間:配信タイミング(例:0分後、1日後など)
  • チャネル:使用された配信チャネル
  • 配信数:実際に配信された数
  • 配信リード数:ユニークな宛先数
  • 開封数:メールが開封された数
  • 開封率:配信数に対する開封率
  • クリック数:リンクがクリックされた数
  • CTR:クリック率
  • クリック種別:HTML/TEXT/クリック数/QRコードなどの種別
  • 詳細:詳細画面へのリンク
  • クリックURL:URL詳細へのリンク

シナリオ配信の特徴

シナリオ配信では、ステップごとの効果を確認できるため、
どのステップで離脱が多いかなどの分析が可能です。

チャネル詳細画面の構成

各チャネルカードの「詳細」ボタンをクリックすると、
そのチャネルの詳細な配信実績を確認できます。

  • サマリーカード:期間内の合計値を表示
  • 時間別配信実績グラフ:配信数と開封率/クリック率の推移
  • 配信詳細テーブル:個別配信の詳細データ

EMAIL詳細の特徴

マルチパート配信により、HTML版とTEXT版のクリック数を個別に確認できます。
各配信の件名も表示されるため、どの配信が効果的だったかを把握しやすくなっています。

LINE詳細の特徴

メッセージ構成(テキスト、画像、カルーセルなど)を確認できます。
配信形式による効果の違いを分析可能です。

SMS詳細の特徴

配信したメッセージ内容とリンククリック状況を確認できます。
文字数制限のある中での効果的なメッセージを分析できます。

DM詳細の特徴

DMグループ名とQRコード読み取り状況を確認できます。
物理的な配送物に対する反応率を把握し、キャンペーン効果を測定可能です。


クリックURL詳細

配信内に含まれるリンクごとのクリック状況を確認できます。

URL別クリック集計

各URLの以下の情報を表示:

  • URL:実際のリンク先
  • ユニーククリック数:そのURLをクリックしたユニークユーザー数
  • 累計クリック回数:同一ユーザーの複数回クリックを含む全クリック数

クリック数の計測方法について

一覧ページのクリック数:配信全体でクリックしたユニークユーザー数を表示

  • 同一ユーザーが複数のURLをクリックしても1人としてカウント
  • 例:ユーザーAがURL1、URL2、URL3をクリック → 1人

URL詳細ページのクリック数:URL別にユニークユーザー数と総クリック回数を表示

  • ユニーククリック数:そのURLをクリックしたユニークユーザー数
  • 累計クリック回数:同一ユーザーの複数回クリックを含む
  • 例:ユーザーAがURL1を3回クリック → クリック数1人、累計3回

重要:一覧ページとURL詳細ページのクリック数合計は、計測方法の違いにより一致しません。

EMAIL配信の場合

HTML版とTEXT版を分けて表示します。
どちらの形式でより多くクリックされているかを把握できます。

活用方法

  • 最もクリックされているリンクの特定
  • 配信内のリンク配置の最適化
  • コンテンツの人気度測定
  • URL別のユーザーエンゲージメント深度分析(累計クリック回数÷クリック数)

※URLごとの詳細なクリック履歴はCSVエクスポートで確認できます。


データエクスポート

レポートデータを外部ファイルとして出力できます。

エクスポート形式

  • CSV:カンマ区切りのテキストファイル
  • Excel:Microsoft Excel形式(.xlsx)
  • Googleスプレッドシート:直接Googleドライブに保存

エクスポート手順

  1. エクスポートしたい箇所で右クリック
  2. 希望する形式を選択
  3. ファイルがダウンロードされます

エクスポートデータの内容

現在画面に表示されているデータがそのままエクスポートされます。
必要な期間やチャネルを事前に絞り込んでからエクスポートしてください。

※大量データのエクスポートには時間がかかる場合があります。


分析のヒント

チャネルレポートを効果的に活用するためのポイントをご紹介します。

チャネル間の比較

各チャネルの特性を理解し、適切な使い分けを行いましょう。

  • EMAIL:詳細な情報伝達に適している
  • LINE:即時性が高く開封率が良い
  • SMS:到達率が高く緊急連絡に適している
  • DM:物理的な訴求力がある

時間帯分析の活用

配信時間帯による効果の違いを分析し、最適な配信タイミングを見つけましょう。
一般的に、平日の朝(8-9時)と夜(20-21時)は開封率が高い傾向があります。

定期的なレビュー

週次・月次でレポートを確認し、配信戦略の改善に活用しましょう。
特に開封率やクリック率が低下している場合は、配信内容や頻度の見直しが必要です。


よくある質問

Q: データが表示されません

A: 以下の点をご確認ください:

  • 検索期間が正しく設定されているか
  • 該当期間に配信実績があるか
  • 表示モード(チャネル/シナリオ)が適切か

Q: 開封率が0%と表示されます

A: LINE、SMS、DMでは開封率の測定ができないため、0%または「-」と表示されます。
開封率はEMAILのみで測定可能です。

Q: データの更新タイミングは?

A: 毎日深夜に前日分のデータが自動更新されます。
リアルタイムでの更新ではないため、当日の配信結果は翌日に反映されます。

Q: 過去データはどこまで見られますか?

A: MOTENASUは標準で過去1年間のデータを保存しています。
1年以上前のデータ保存はオプション機能となり、事前に保存期間の設定変更が必要となりますので、システム管理者にお問い合わせください。