特定電子メール法について
特定電子メール法とは
正式名称は「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律」。
迷惑メールを規制するために2002年に施行された法律です。
違反すると
最悪の場合「1年以下の懲役又は100万円以下の罰金(法人は3000万円以下の罰金)」が課せられることもあります。
対象となるメールの種別
広告や宣伝を目的とするメールは規制対象になります。
新商品の宣伝、セミナーの告知などのメールが該当します。
基準は営利目的の広告又は宣伝の要素が含まれているかどうかとなります。
対象から除外されるメール
- 事務連絡や料金請求のお知らせなど、業務遂行上必要不可欠となるもの
- 非営利団体の送信するメール
上記は除外されます。
特定電子メール 送信前チェックリスト
チェック1 オプトイン取得済みの顧客データですか?
広告・宣伝メールを送る場合には、あらかじめ相手からそのことに対する同意を得なければなりません(オプトインの取得)。
具体的には、
- あらかじめ、広告・宣伝メールの送信が行われることを認識してもらうこと
- それについて賛成の意思を表示してもらうこと
この2つが必要となります。
オプトインの取得方法はいくつかありますが、お客様からお問い合せをいただく登録フォームやアンケートに「メルマガを希望する・しない」のような設問を設けることでオプトインを取得するパターンが多く使われています。
チェック2 表示義務は満たしていますか?
メールを送信する際、必ず送信元の所在を明らかにしなければなりません。下記5つを本文中に記載してください。
- 送信責任者名
- 会社名
- 住所
- 電話番号
- メールアドレス
チェック3 オプトアウトの方法は記載していますか?
オプトインを撤回(オプトアウト)する方法も必ず記載しなければなりません。
下記のいずれかをメール本文に記載してください。
- 本文に受信拒否の依頼先メールアドレスを記載する
- 配信停止希望用URLを記載する